難題を一刀両断するには?
2024年2月3日 11:00
待たせたな。歩くパワースポット、トミーです。
今日のお題は難題を一刀両断する秘訣。
あなたは、「ゴルディアスの結び目(ゴルディアンノット)」という話を知っているだろうか?
古代神話の1つ。
—
ゴルディアスという男がいた。
彼は、自分の乗ってきた牛車を丈夫な紐で柱に結びつけ、「この結び目を解くことができたものこそ、このアジアの王になるであろう」と予言した。
それこそ、それまで誰も見たことがないほどにしっかりと結びつけて。
その後、この荷車の結び目は「ゴルディアスの結び目」として知られ、何人もの人たちが挑んだが、決して解けることがなかった。
数百年の後、この地を遠征中のマケドニア王アレクサンドロス3世(アレクサンドロス大王)が訪れた。
彼もその結び目に挑んだが、やはりなかなか解くことができなかった。
すると大王は剣を持ち出し、その結び目をいとも簡単に一刀両断してしまった。
折しも天空には雷鳴がとどろき、驚いた人々を前に、大王の従者のアリスタンドロスは「たったいま我が大王がかの結び目を解いた。雷鳴はゼウス神の祝福の証である」と宣言した。
後にアレクサンドロス3世は遠征先で次々と勝利し、予言通りにアジアの王となったという。
—
つまり。
解決が不可能と思われる難問を一刀両断するかのごとく、ズバっと解決すること。
これを「ゴルディアスの結び目(ゴルディアンノット)」という。
一言で言うと、抽象度の話。
「結び目?そんなの剣でぶった斬ればいいんじゃね?」
という抽象度。
「犬派?猫派?」「っていうか、ペットって癒されるよね」
という抽象度。
抽象度の低い自分の頭で考えるのか?
抽象度の低い人に相談するのか?
抽象度=問題解決能力
ということ。
・抽象度が低い
・古い価値観
これに囚われている間は、問題は解決しない。
脳のバグをとってアップデートしよう。
そして。
「手に負えないような難問」を「誰も思いつかなかった大胆な方法で解決する」には、自分よりも抽象度の高い人にファシリテートしてもらうのが一番。
より抽象度が高く、より純度が高く、より解像度が高い人に。
「下手な考え、休むに似たり」じゃないけど。
ムダにあがいて、空回りして、時間とお金と労力をドブに捨て続けドツボにハマるくらいなら、昼寝した方が、よっぽどマシ。
解けない結び目をチマチマほどこうとするより、まさに、一刀両断するように、難題をズバッと解決する。
まさに「ゴルディアスの結び目」。
あなたは、今、どのような抽象度で物事を捉えているだろうか?
あなたは、今、どのような抽象度の人に相談しているだろうか?
曇ったメガネで、しかも歪んで世の中を捉えている人に相談すると、結び目はさらに固くなる。
結び目を解くつもりが、むしろ、固結び。
気づいたら、がんじがらめ。
ちなみに。
かのアインシュタインは、こう言った。
「同じやり方で違う成果を期待するのはキチガイである」
と。
結論。
問題を解決したいなら、抽象度を上げていきませう。
次回の配信も震えて待て。
では。
トミー